コートを挟み、足やもも、頭を使ってボールを返しあう競技、セパタクロー。サッカー選手のオーバーヘッドキックのような動きを、なんなくこなすその姿は、羽が生えているかのように軽やかです。
そんなセパタクローのプロ選手であり、日本代表の強化指定選手でもある玉置大嗣さん。玉置さんは大怪我をきっかけに、体調管理の重要性に気づいたと言います。アスリートとしてのコンディションとの向き合い方、BASE FOOD®との出会いを尋ねました。
メンタルスポーツ、セパタクローの魅力
ー玉置さんはどんなきっかけで、セパタクローを始めたんですか?
玉置さん 大学でバスケサークルを探していたとき、たまたま体育館でやっているのを見かけたのが最初の出会いです。
当時先輩に、「セパタクローなら日本代表になれるよ」と誘われて。競技人口が少ないから代表にもなりやすいというのは、マイナースポーツあるあるみたいな感じですよね(笑)。
僕はもともとサッカー、バスケットボールを経験していましたが、競技特性は全くの別ものでした。
最初は全然うまくいかなかったですね。サッカー部とは言ってもキーパーだったので、足元のボールコントロール技術はありませんでしたし、セパタクローには柔軟性がものすごく重要なんですけど、最初は身体が硬かったので苦労しましたね。
ー練習中の柔軟運動を見ているので、なんとも信じがたい話ですね…。柔軟性と足元の技術は、セパタクローを始めてから磨いたものだったんですね。
玉置さん はい。でもセパタクローって世界的には「メンタルスポーツ」って呼ばれているんですよ。それくらいメンタル面が重くのしかかるスポーツです。どうしても、試合の動画ではアクロバティックな面が紹介されがちですけどね。
僕は攻撃のスタート時、相手コートにボールを打ち込む「サーバー」というポジションなんですが、セパタクローって3点刻みに交代で、相手チームにサーブを入れるんですよ。これはデュースになるまではどんな場面でも変わりません。
セパタクローは21点制なんですが、僕たちが20対16で負けている状況で、サーブ権があるとするじゃないですか。無難にサーブを入れたら返されて負けるし、コートギリギリの際どいところを狙って失敗しても負ける。
ーそ、想像するだけで胃が痛くなりますね…。
玉置さん こういうギリギリのシチュエーションでも、目の前の1点に集中して力を発揮するメンタリティーがあるかが、セパタクローで求められるんですよね。そのためにコンディションを整えることも、大切だと思います。
ーなるほど…。ちなみにセパタクローって、国内ではどれくらい試合があるんですか?
玉置さん 今は新型コロナウイルス感染症で中止になっていますが、本来では主要大会と地方大会を含めると、毎月のように試合がありますね。
この中でも公式戦と言われているのは、合計5大会です。協会主催の大会にももいろいろあって、4人制大会と2人制大会が1つずつ、それと3人制の大会が全日本選手権と全日本オープンの2つと、社会人大会1つに分けられますね。
ーそこで優秀な成績を収めた選手が、日本代表の強化指定選手に選ばれるんですね。
ケガから気づいた体調管理の重要性と、BASE FOOD®との出会い
ー普段の体調管理は、どんな点に気をつけていますか?
玉置さん 実は、若い頃はあまり気にしていませんでした。しっかり体調管理をするようになったのは、3年前のケガがきっかけですね。
2017年1月に、ひざの前十字靭帯が断裂してしまって。ちょうど20代なかばに差しかかる頃で、しっかり身体をケアしないと、これからもいいパフォーマンスを発揮し続けることはできないと思うようになって。
そこから、今も通っているスポンサーの整体院さんや、ベースフードさんと知り合いました。
ー3年前にベースフードと出会ったんですね。
玉置さん そうです。知り合いが関わっていた料理系のイベントで、初期の頃のBASE PASTA®が振る舞われて。そこで栄養価の高さや、たんぱく質量の多さなどを知りました。そこでたまたま社長の橋本さんにお会いして、BASE FOOD®を提供いただけるようになったんですね。
今は自分でも購入していて、提供いただいた分については、その一部を同じセパタクロー仲間やご支援いただく方々に配ってBASE FOOD®普及活動もお手伝いしています。
ーBASE FOOD®に出会う前は、どんな食生活でしたか?
玉置さん ひとり暮らしだったので、基本的には自炊していました。なんとか栄養バランスを保とうと頑張るんですが、練習が終わって帰ってくると夜の10〜11時になること多くて。なかなかその時間から料理するのも大変なので、何も食べずに寝たり、コンビニのお弁当やおにぎりで済ませることが多かったですね。
BASE FOOD®を食べるようになってから、「これを食べておけば、とりあえずコンディションが崩れることはないな」という安心感を得られました。今でも週3日以上は、朝や練習前に補食でBASE BREAD®を食べたり、昼や夜はBASE PASTA®を食べる生活を送っています。
ー練習で忙しい毎日でも、栄養がカバーできるようになったんですね。
玉置さん そうなんです。僕はもともとかなり細身な体型で、むしろ体重を増やさないといけないくらいの状態で。運動能力を落とさず、良質な筋肉をつけたいと思っていました。
そうなると、やっぱりたんぱく質をたくさん摂らないといけないじゃないですか。もともと大食いでもないから、たくさんお肉を食べるとかはかなりつらくて…。
そういう意味では、BASE FOOD®はたんぱく質量が豊富に含まれているので、身体づくりもかなり楽になったと思います。今も練習前に食べれるようにと、BASE BREAD®のチョコ味を持ち歩いていますしね。
僕、甘いものも好きなんですけど、お菓子を食べるくらいならBASE BREAD®のチョコ味を食べるほうが、絶対身体にいいじゃないですか(笑)。
ーおやつ感覚で栄養もカバーできるのは、たしかに大きなメリットだと思います。3年前からBASE FOOD®を愛用しているということですが、味の変化はどう感じていますか?
玉置さん 初期のBASE PASTA®は、独特のクセがありましたね。でも僕は、最初から別に気にならなかったです。僕たちアスリートはEAAやBCAAなど、サプリメントで栄養補給もしますが、それらサプリメントにもクセはあるので、そういう感覚で食べていました。
それに、当時からむしろ僕はおいしいと思っていましたしね。ボロネーゼソースとかと合わせると、本当においしく食べられたんですよ。そこから3年経過して、あのとき以上に食べやすくなりましたよね。
支援してくださる方々に配ったときも、大多数の方がおいしいと言ってくれています。
ー嬉しい言葉を聞けてホッとしました。
玉置さん 身体のケアの重要性を知ってから、BASE FOOD®以外の食生活全体も見直すようになりました。最近では、夜9時以降にはご飯を食べないとか、練習前後にエネルギー補給をするとか、細かいことにも気を配っています。
忙しい毎日も、家族みんなで栄養をカバー
ー最近では、BASE FOOD®をどうやって食べていますか?
玉置さん BASE BREAD®は卵焼き・チーズ・ハムなどを挟んで、ケチャップをかけてハンバーガーみたいにして食べるのが好きですね。5分くらいですぐ作れるので、忙しい時間でもありがたいです。
BASE PASTA®は、食べ始めたときと変わらずボロネーゼソースと合わせるのが一番好きです。味が変わってもそれは変わりませんね。
実は僕、ケガをしてからの3年で結婚して子どももできたんですよ。嫁も働いているんですが、仕事が忙しく料理が大変というシーンが少なくありません。そういうとき、二人でBASE PASTA®を食べたり、僕が卵焼きを作ってBASE BREAD®で挟んだりします。僕だけでなく、家族全員の健康も、BASE FOOD®におまかせしているくらいな感じです(笑)。
ケガをきっかけに、よりよい身体つくりをしていこうと動いた結果が、今につながっているのかなと。おかげで家族はもちろん、ベースフードさんや整体師さんと、たくさんの人にサポートしてもらえるようになりました。
ー素敵なお話ですね。今後はセパタクロー選手として、どんな目標を掲げていますか?
セパタクローのアジア大会は、オリンピックと2年ずれて開催されています。次回大会は2022年、そして次の2026年大会は、愛知県で開催されるんです。2026年になると、僕はちょうど33歳になります。
今活躍しているベテラン選手や中堅選手は、ここに照準を合わせてピークを迎えたいと考えてるかと思います。僕もその1人です。セパタクローは大学から始める選手が多く、20代前半から後半になるにつれ、技術面も精神面もパフォーマンスが良くなっていくことが多いです。
6年後、高いパフォーマンスを維持できる身体づくりをし続けて、愛知大会で優勝を狙う。これが、選手としての目標です。
ー私たちも食事面で、精一杯サポートします!